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尋常性乾癬は皮膚が赤くなる「紅斑(こうはん)」、皮膚がもり上がる「浸潤・肥厚(しんじゅん・ひこう)」、その表面を覆う銀白色の細かいかさぶた「鱗屑(りんせつ)」、それがフケのようにボロボロはがれ落ちる「落屑(らくせつ)」が起こります。慢性的に経過し、広範囲の外用療法や整容面から患者様のQOLを著しく障害します。
また、乾癬は5つの病型に分類され、そのほとんどが尋常性乾癬ですが、正しく診断し、重症度に応じて適切な治療を提案することが大切です。
ナローバンドUVBによる特定領域の波長の紫外線は、乾癬に効果があることがわかっています。週1~2回で照射して症状を改善させ、2~3週間に1回照射して維持療法を行います。
これまでの治療で効果がみられない中等度以上の患者様には、生物学的製剤を検討します。現在、尋常性乾癬には生物学的製剤(レミケード®、ヒュミラ®、ステラーラ®、コセンティクス®、トルツ®、ルミセフ®、トレムフィア®、スキリージ®、シムジア®)の9種類の生物製剤があります。いずれも病変部位に大量に出ている炎症にかかわる物質を抑制する働きがあり、関節症状の有無などの臨床症状、患者様のライフスタイルに合わせて薬剤の選択をします。当院では獨協医科大学埼玉医療センターや他施設で導入済みで症状が安定した患者様のみ受け入れを行っています。当院でコントロールが悪くお困りの患者様も、当院から獨協へご紹介し、導入後は当院で継続治療することができます。
※現在、レミケード®、トレムフィア®投与中の患者様は受け入れておりません。ステラーラ®スキリージ®は申請中です。
*ほぼ全員の方が高額医療費の申請をしていただく必要があります。収入等によってひと月の自己負担額が異なります。目安としては3ヵ月に1回、自己負担額が治療費としてかかります。